CASE STUDY: A TYPE BUSINESS MODEL ANALYSIS

IT × 福祉 × サステナブル
の三位一体モデル

ゲーム会社から福祉ベンチャーへ。代表・村上タクオが「遊び」の中に見た社会課題を、テクノロジーで解決する。沖縄発、3か国24都市37拠点の異色A型事業所。

.2億円
売上高(第8期)
従業員数
拠点
3か国・24都市
名+
利用者数
サテラボ導入企業
.6%
サテラボ定着率
IT Digital 福祉 Welfare サステナ Sustainable サンクス ラボ MILU / AI訓練 珊瑚IoT 就労支援 × SDGs

ゲームの中に見えた社会課題

1979
渋谷区に生まれる
代表・村上タクオ。のちにゲーム業界、そして福祉へと転身する原点。
2005
グレイトフルデイズ設立
MMOゲーム「MILU」を開発。最盛期50万会員を抱えるコミュニティゲームに成長。
転機
ゲームユーザーの中の「声」
ITスキルは高いが、精神疾患等で一般就労が難しいユーザーが多数いることに気づく。「この人たちの力を活かせないか?」
2015
沖縄でサンクスラボ設立
IT × 福祉を融合した障がい者就労支援事業をスタート。A型事業所としてデジタル業務に特化。
2025
3か国37拠点、売上39.2億円
A型17 + B型4の21福祉拠点。サテラボ200社導入。大阪・関西万博に出展決定。累計1,465名の就労を実現。
INSIGHT
ゲーム開発で培った「ユーザーの行動データ分析」と「コミュニティ運営」のノウハウが、障害者のITスキル評価・適職マッチング・定着支援の仕組みに直結している。ゲーム会社出身という異色の経歴こそが最大の競争優位。

お金の流れ ── 6つの収入源で39.2億円

国・自治体 訓練等給付費 日額 ~6,500円/人 年15-20億円 企業クライアント(サテラボ) 月額20万円/人 × 200社 年4.8-9.6億円 企業(BPO) 月額11万円/30h 自治体 ふるさと納税代行手数料 ユーザー MILU課金収入 海外 オフショア開発費 サンクスラボ 39.2 億円(第8期) 利用者給与 時給 850-1,013円 A型 ~1,000名 支援スタッフ人件費 668名 オフィス賃料 37拠点(国内31 + 海外) 海外開発拠点 ベトナム THANKS LAB VIETNAM 収入構成(推定) 訓練等給付費 ~51% サテラボ ~25% 納税等 給付費が最大の収入源。サテラボの成長が第2の柱。ゲーム・EC・オフショアがロングテール。
INSIGHT
A型事業所は訓練等給付費(公費)が売上の半分超を占める「官需モデル」。サテラボは民需で、企業の法定雇用率達成ニーズを monetize している。2本柱で景気変動リスクを分散。ふるさと納税・MILU・オフショアがさらに多角化を強化。

3事業領域 × 16サービス

障がい福祉(6サービス)
A型事業所 17拠点
B型事業所 4拠点
サテラボ 200社
放課後デイ「アフタースクール」
訪問看護「サクラ」1,000名+
計画相談支援
利用者約1,000名のIT特化型就労支援。データ入力・アノテーション・ゲーム運営等
精神科訪問看護ステーション「サクラ」で1,000名以上の在宅支援
デジタル(5サービス)
MILU 50万会員
EC事業(京都工芸)
オフショア開発(ベトナム)
先端テック IoT / AI / VR
スタートアップ投資
MMOゲームMILUは障害者が運営に参加。UXサポート・デバッグ・イベント企画
京都工芸によるタオル等のEC販売。ベトナム拠点でオフショア開発受託
サステナブル(5プロジェクト)
里海珊瑚プロジェクト
ふるさと納税支援
離島支援
国際福祉(ルワンダ/JICA)
KJCLUB 63万アカウント
アクセンチュア協業の珊瑚プロジェクトは大阪・関西万博に出展決定
JICAとルワンダで国際福祉。KJCLUBは日韓交流63万アカウント
サンクスラボ 3領域 × 16サービス 障がい 福祉 A型 17拠点 B型 4拠点 サテラボ 放課後デイ 訪問看護サクラ 計画相談 デジ タル MILU 50万会員 EC事業(京都工芸) オフショア(ベトナム) 先端テック IoT/AI/VR スタートアップ投資 サステナ ブル 珊瑚プロジェクト ふるさと納税 離島支援 ルワンダ/JICA KJCLUB 63万

サテラボの仕組み ── 三方良しの雇用モデル

企業クライアント 法定雇用率を達成したい ノウハウがない 助成金 最大240万円 月額20万/人 初期費用0円 サンクスラボ サテライトオフィス 運営・業務設計 支援スタッフ配置 定着率 98.6% 就労場所提供 支援+環境整備 障害者(就労者) 企業に直接雇用される 勤務場所はサンクスラボ施設 累計 1,465名就労 直接雇用契約 200 導入企業 98.6% 定着率 1,465 累計就労者数 企業メリット: 法定雇用率充足 + 最大240万円の助成金受給 障害者メリット: 一般企業に正式雇用 支援付き環境で安心して働ける

3つのプラン

実践型プラン
20万円/月/人
即戦力のIT人材配置
データ入力・事務系業務
CDP(育成)型
20万円/月/人
キャリア育成プログラム付き
段階的スキルアップ
珊瑚型(SDGs)
20万円/月/人
珊瑚育成 × 障害者雇用
SDGsブランディング効果

障害者の実際の仕事内容

データ入力・リスト作成
A型事業所のメイン業務。企業から受託したデータ入力・リスト整理・帳票作成を正確に遂行。サテラボ経由の業務が大半を占め、安定した業務量を確保。実働4時間/日の中で集中的に取り組む。
メイン業務 / 全拠点共通
ゲーム運営(MILU)
ユーザーサポート、デバッグ、イベント企画。50万会員のMMOを障害者が運営参加。
IT特化
AIアノテーション
AI訓練データの作成。画像タグ付け・テキスト分類等。先端テック需要に対応。
成長領域
サンゴ管理
IoT水槽の清掃・水質検査・成長記録入力。里海珊瑚プロジェクトの現場オペレーション。大阪・関西万博出展の目玉事業。
万博出展
経理業務
仕訳入力・請求書処理。正確性が求められるルーチンワーク。
文字起こし・SNS
音声文字起こし、SNS運用代行。在宅ワーク対応可能な業務。
CADオペレーション・Webコーディング
専門スキルを持つ利用者向けの高付加価値業務。CAD図面作成やHTML/CSSコーディング。スキルに応じた業務マッチングで時給アップを実現。
高付加価値

A型利用者の1日

10:00
出勤
午前業務 10:10
昼食休憩 12:00
午後業務 13:00
15:00
業務時間(実働4h)
昼食休憩
出退勤

急成長の軌跡とMILU循環モデル

230名
第5期
489名
第6期
668名
第8期
GROWTH RATE
3年間で従業員数2.9倍。毎期100名以上の純増ペース。A型事業所の急速な拠点展開がドライバー。
プレイヤー 50万会員 課金収入 一部がA型利用者に A型利用者 ITスキルあり 時給850-1,013円 運営スタッフとして活躍 ゲーム運営 UXサポート デバッグ イベント企画 ゲーム品質向上 MILU 循環モデル
INSIGHT
ゲームのプレイヤーが、そのまま障害者雇用の候補者になる「自社採用パイプライン」。ゲーム内の行動データでITスキルを可視化でき、マッチング精度が高い。他のA型事業所にはない独自のリクルーティングチャネル。
98.6%
サテラボ定着率
1,465名
累計就労者
200社
サテラボ導入企業
INSIGHT
定着率98.6%は業界トップクラス。支援スタッフの常駐 + 環境整備 + スキルマッチングの三位一体が鍵。企業側の解約率が極めて低く、ストック型収入として安定。

グループ9社+の布陣

サンクスラボ(本体)
グレイトフルデイズ(MILU)
京都工芸(EC/タオル)
シュアール(遠隔手話通訳)
NBO
サンクスラボエールズ
サンクスラボキャリア
里海珊瑚プロジェクト
THANKS LAB VIETNAM

全国拠点マップ(3か国・24都市・37拠点)

沖縄 本社 福岡 大阪 名古屋 東京 仙台 札幌 京都 広島 海外拠点 ベトナム ルワンダ(JICA) 韓国(KJCLUB) 本社 事業所 グループ企業 A型 17 + B型 4 = 計 21 福祉拠点

3つのキーナンバーで読み解く

.2億円
官需(給付費51%)× 民需(サテラボ25%)の二本柱。ゲーム・EC・オフショアで多角化。景気変動に強いハイブリッドモデル。
累計就労者。定着率98.6%。MILU発の独自リクルーティング + サテラボの支援環境が安定雇用を実現。
拠点
3か国24都市に展開。沖縄本社からベトナム・ルワンダまで。万博出展でブランド価値を一段引き上げる。
BOTTOM LINE
サンクスラボの本質は「ゲーム会社のUXノウハウを福祉に転用した」こと。障害者の能力を"データ"で可視化し、"テクノロジー"でマッチングし、"サテライトオフィス"という物理環境で定着させる。IT × 福祉 × サステナブルの三位一体は、単なるCSRではなくビジネスモデルそのもの。
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